Professional consultant／Hsu Chih-Chung, Physical Therapist Li-Kong Ortho Clinic, New Taipei City

質問 1: 変形性関節炎

人々が60歳を超えた時に最も起こしやすい怪我は、変形性関節炎です。長時間運動して負担をかけたり、かばいながら運動をすると、重度の負担がかかり、痛みが生じます。歩く、階段を下りるなどの動作で衝突する関節の軟骨がこすれることで、本来の関節の役割が出来なくなることが原因です。私達人間の体が自動車であるとイメージした場合、軟骨は車に使う「潤滑オイル」のようなものです。変形性関節炎はその後、時間をかけて退行性関節炎へとなります。

変形性関節炎は、何もしなくても寒い日や雨の日に痛みを感じることがあります。特徴としては、膝の表面皮膚は冷たく、色は赤く、腫れがあり、階段の上り下りや少し歩くだけで痛みを感じる人もいるようです。高齢者だけでなく、肥満も原因の一つだと言われています。

変形性関節炎になってしまうと、捻ったり膝の靭帯を切断する危険性も高くなりますし、時間をかけて完全に回復したつもりであっても、過度な運動や間違った姿勢によってまた再発してしまう恐れがあります。軟骨が欠けている、長時間運動するなど、心配な場合もあると思います。そういう時、グルコサミンのサプリメントは、摂取することで症状の悪化を遅らせる効力があるため、事前に栄養補助食品を摂ることが対策になるでしょう。
 

大腿四頭筋のストレッチ 両足で立ち、図のように右膝を曲げて後方右腕で持ち上げます。その後、太ももの前面にわずかな痛みを感じるくらいの力で引きます。これを30～60秒維持する、というのを1セットとし、5～10セット繰り返します。   この大腿四頭筋は、ジャンプスマッシュやサイドへの飛びつき、前衛でのプッシュなどの攻撃的なショットを打つ際に主要とされる筋肉なので、入念にするようにしましょう。 Quadriceps stretching

Knee flexor muscle stretching   膝屈筋のストレッチ 図のように床に座り、右足はそのまま伸ばし、左足は膝を曲げた状態になる。 ゆっくりと息を吐きながら腕を右足のつま先の方へと伸ばす。 右の裏太ももが若干痛みを感じたところで止め、その状態で30～90秒維持します。 これを5～10セット繰り返します。

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( Edit by VICTOR Badminton )