豆知識

高齢者のためのストレッチ体操 (パート2)

Stretching to prevent or ease frozen shoulder and heel pain

Professional consultant/Hsu Chih-Chung, Physical Therapist Li-Kong Ortho Clinic, New Taipei City


質問 2 : 五十肩

50歳以上の人は、肩の過剰な使用や以前の損傷が原因で、五十肩になる可能性が高いです。もちろんそれはいつ、どのように起きるのか、原因は未知です。
通常、肩は360度動くことが出来ますが、痛みによって動く範囲も制限されます。背面にあるボタンの付け外しはもちろん、自分の髪をまとめることもできない痛みです。そんな状態になってしまうと、寝る時に肩を下にすると圧力がかかって痛めたり、寒い日や雨の日は、朝起きると肩にしびれや痛みを感じることがあるようです。


Inner rotation stretch

インナーローテーションストレッチ

背骨に沿ってタオルを後ろで、両端を持つようにします。その後、図のように右手はタオルを下に引き、左手はタオルを上の方に引く、といった動作を30~60秒行います。

反対(右手は上へ引き、左手は下へ引く)を行います。これを1セットとし、それぞれ5~10セット繰り返します。

 


アウターローテーションストレッチ

図のように壁に手をかけ、足を一歩前に出します。

この時膝を曲げますが、膝への負担や肩の正しいストレッチのため、つま先の先端より前に出ないように注意してください。この動作を30~60秒、反対も行って1セットとし、それぞれ5~10セット繰り返してください。

 

バドミントンをプレーするうえで、肩は必要不可欠です。もちろん筋力も必要ですが、可動域の広さや柔軟性、プレーする度肩関節に負担もかかるため、ケアも大切です。疲労の回復、血液の流れを促進するためにも、インナーローテーションストレッチ、アウターローテーションストレッチを普段から行いましょう。


Outer rotation stretch


 

質問 3 : かかとの痛み
 

また、足底筋膜炎も、高齢者の方に多く見られる症状です。かかとの底の円形パッドは、歩いたりステップを踏む際の衝撃を吸収する役割があります。しかし、太り過ぎや老化によって弾力性を失い、徐々に平坦パッドへと変わっていきます。そうなると、朝ベッドから立ち上がる時、床に足が触れると感電のような鋭い痛みを感じます。


 


Ankle joint dorsiflexion stretch

足関節背屈ストレッチ

図のように、右足首を持ち上げ、左ひざの上に置きます。つま先を上げるようにして持ち、30~60秒維持します。これを5~10セット繰り返します。


(The above content represents the author’s views alone and not those of this company)
( Edit by VICTOR Badminton )




 

Hsu Chih-Chung
* School of Physical Therapy Chung Shan Medical University - Bachelor
* School of Graduate Institute of Physical Therapy, College of
Medicine, National Taiwan University - Master & PhD student
* The 21st Summer Deaflympics, Taipei, 2009 - Physical Therapist
of Chinese Taipei
* 2009-now Chinese Taipei Korfball Team - Physical Therapist
* 2010-2012 Jen-Teh Junior College Medicine, Nursing and Management - Instructor
* The 2013 World Games -- Physical Therapist of Chinese Taipei
* Li-Kong Ortho clinic - Physical Therapist