豆知識

基本的なバドミントンラケットの紹介(2)―シャフト/キャップ/グリップ/エンドキャップ

シャフト(Shaft)  

シャフトはポール ともいい、ラケットの力がコアサイトまで伝わり、またプレイヤーのラケットを選ぶポイントになります。
シャフトの製造方法は二種類あり、一つはエッグロールのような形の伝統的な「ロールタイプ」;もう一つはゴルフクラブと同じで切れ目がない「コイルタイプ」があります。
ノーマルシャフトは市場でよく見かけられる普通の製造方法で、またこの技術は長く使われています。またコイルタイプシャフトはショットする点では優れているが、比較的高値です。

 

                             ロールタイプ                                  コイルタイプ

 

 Comparison of the strengths and weaknesses of shaft manufacturing methods

製造方法

利点

欠点

ロール

タイプ

低コスト、作りも簡単
硬さが不均一で、
トルクと安定性の差がある

コイル

タイプ 

硬さが均一(切れ目がない)
ボリュームフォーマットよりも
ねじれ抵抗が15%増加
 

生産コストが高い

 

一般にシャフトを選ぶ時の焦点は剛性の高さです。
「剛性」はシャフトが外の力を受けるときに曲がる難易度で、シャフトの硬さも関係します。テスト方法は通常では三点曲げ試験テスターを使い、その原理は固定の重さをシャフトの中心部に置き圧力をかけ(赤い矢印)、シャフトが変形して(グレーのライン)その変化度を測定して(α)大きく変化すれば柔らかく、その逆もあります。
 

 

シャフト剛性度テスト図

 

キャップ(Cap)

シャフトとグリップの中心部を連接していて、通常メーカーはこのラケットの基本的なパラメータのラベルを付けます。
例えばグリップ周り、ラケットの重量、お薦めのガットポンド数やシャフトの硬さ•••などが表示されます。
近年多くのベンダーが異なる機能性をもったものをデザインしています。
例えば、滑り止め機能や衝撃吸収システム(Vibration Dampening)、硬さの調節装置など異なる打ち方をするプレイヤー向けのデザインは、異なる面積のキャップがデザインされています。
 

 
ラケットの基本的パラメーターの表示

 

グリップ(Grip)

グリップは別名をハンドルや木製ハンドルともいい、プレイヤーとラケットが唯一接触できる部位で、力を順送りに手渡せるラケットの唯一媒介する部位でもあります。形状は不規則な八角形で、このようなデザインがより多くのグリップ方法とショットの角度もつけられます。
グリップは通常強力な折れにくい木材を使用し、ここ数年ベンダーはテニスラケットのコンセプトに、炭素繊維パッチを使用する事で打撃感と硬さを変える事を用いているようになっています。
 
一人ひとりの手の大きさは異なるので、グリップの寸法にも差があります。
グリップの直径単位をGで表示し、G1は円周が小さく、女性や手の小さい人向けのサイズで、G2は最も一般的な普通の大きさで、市場でもこの規格が普通であり、G3は手の大きいプレイヤーに適しています。
  

グリップの規格図

 

エンドキャップ(End Cap)

ここはいちばん忘れられがちな部位で、実はプロ選手こそ、この部分をよく改造しています。一番よく見るのはエンドキャップを「分厚く」して小指をラケットに添わせやすくしている事です。汗や雨の防止を同時にでき、ラケットがまるで暴走馬のように手から吹っ飛んでいかないよう、防ぐことができるのです!

 

 

エンドキャップを「分厚く」して小指が沿わせやすくなっているラケット

 

( Edit by VICTOR Badminton )

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