今、あなたは自分に適したバトミントンラケットを持っているとして、適したガット(ストリングス)も欲しいと思うなら、その前にストリングスについての材質、規格、どのくらい使ったら換えればいいのかなどのいくつかの基本知識を知っておくべきです。
ストリングスの材質
初期のガット(ストリングス)は主に腸線を使っていて、弾力性もあって持った感触も良いけれども、湿っぽい上に簡単に折れて高価格などという要因から、現代の市場では既にとても珍しいものとなっている。
現在のガット(ストリングス)の主流材質は、主にナイロン、ポリエステル、人工繊維などの合成材質がほとんどであって、ガット(ストリングス)の材質技術の進歩について既に安価で抵抗性に優れ、弾力性も良いガット(ストリングス)を開発している。持った感触が腸線よりもまだ劣るけれども、合成材質のガット(ストリングス)の方が抵抗性が良く安価なので過去に評価が高かった腸線は徐々に市場からは見かけなくなるでしょう。
ストリングスの規格
1.ワイヤー
ガット(ストリングス)のワイヤーは0.6mm~0・8mmの範囲で、同じ材質でもワイヤーは粗いほど抵抗性があるが、弾力性は良くないものがあり、もう一つはワイヤーは弾力性があるが、相対的に抵抗力がなくて折れやすいものがある。
2. 長さ
一般市場で販売されている1本の長さは10mだが(図一)、専門店で大量のガット(ストリングス)を必要とする人は業務用サイズで購入する。(図二) 一袋200mの長さのものが売られている。
図一 シングルサイズ
図二 業務用サイズ
ストリングスのメンテナンス
ガット(ストリングス)は湿度の低い暗所で保管し、ガット(ストリングス)をラケットに取り付けている場合はラケットカバーの中が湿りや雨を防ぎ、汗に触れないようにしましょう。
ラケット及びガット(ストリングス)も明らかに高温や直射日光の当たる所に置かないこと。
もし、密閉された車内で直射日光が当たっている場合はガット(ストリングス)が変形したり、高温での品質の変化を防ぐ。
ガット(ストリングス)をラケットに取り付けている場合は重い物を上に乗せない。こうするとしガット(ストリングス)のポンド数が下がり、ラケットが変形して寿命が下がる。
どのくらいの頻度でストリングスを交換すれば良いか
1.切れる
ラケットのガット(ストリングス)は折れたり、ひどく剥がれたりする時は、ラケットのストレスの分散が一様ではないので、くれぐれも続けて使わないように、早くガット(ストリングス)を切ってラケットの変形を防ぎましょう。
2.ポンドオフ
ガット(ストリングス)を取り付けているラケットは放置してもそのまま使用してもポンドオフの現象はあるが、頻繁に使用している状況だと、ガット(ストリングス)はよく簡単に弾性疲労を起こすのでポンドオフがよりはっきりしているので、これを正確に言えば、切れたから取り換えるのではなく、ラケットをある期間使った後は更にガット(ストリングス)を取り換えるとよい。
3.ストリングスの剥き出し
ガット(ストリングス)はショットするとき、スマッシュ、スピン、クリヤー などのショット攻撃の方法はガット(ストリングス)の間かガット(ストリングス)とシャトルの摩擦によって削られて剥き出しになる。(図3を参照)
剥き出しになる時は、ガット(ストリングス)の繊維はわずかに裂けていて、張力も弱くなってポンド数も低くなる。
ラケットのスイートスポット(面の中心より上部分)がひどく剥き出してきたら取り換えましょう。
上記以外で、またラケットの剥き出している部分を見逃すと、普段ショットする位置が正確ではなくなる。
もし、剥き出している部分がラケットのフレームやスイートスポット(面の中心より上部分)以外であれば、ショットする打点を修正すればいい。
図三 ガット(ストリングス)の剥き出し部分
4. 感触が貧しい
新しくガット(ストリングス)を取り付けたラケットのポンド数は十分でプレイヤーにとってコントロール性やショット感も申し分なく使いやすい。
このラケットをある期間使っていると以前に比べてコントロール性やショット感も劣ってくるので、この時がガット(ストリングス)を取り換えるタイミングだ!