「打球啦!」名手も知っているとは限らないシューズ選びのコツ
「打球啦!」名手も知っているとは限らないシューズ選びのコツ
執筆/シューズ開発部 呉金黛、梁日蕾、劉宗翰
新しいシューズを買うとき、自分の足に合ったシューズをどうやって選ぶかというのは、みんな気にするところです。VICTORでは足型によって靴型体系を定めており、幅や高さを問わず、必ず適合する靴型があります。ここではVICTOR靴型体系を紹介する前に、自分の足型について理解するところから開始します。つま先の形状、足幅という二つの要素に分かれます。
自分の足型を知る
[つま先の形状]
自分の足型に合ったシューズを選ぶと、快適なはき心地が得られ、足をけがする確率を下げられます。通常、つま先はスクエア/U型/V型に分かれます。
スクエア/ローマ型 U型/エジプト型 V型/ギリシャ型
[足幅]
つま先の形状を確認したら、次は足幅です。アジア人によく見受けられる幅広の足を例にとると、女性だと9-9.5cm(靴のサイズ235-260mm)、男性だと10-11cm(靴のサイズ270-305mm)を上回ると、幅広の足ということで、幅広のシューズが適します。特に小さい足(子供)または大きい足の場合だと、足幅の基準をそれぞれ割引、割増する必要があります。
また、同一サイズの男性と女性では、女性の足幅(前部の幅、かかと幅)のほうが狭いので、足幅が標準の女性だと、女性専用シューズA610FIIを選ぶと、足にフィットします。
自分の足型の特徴を踏まえてVICTOR靴型体系に当てはめてみましょう。
下表をご覧ください。
足型 |
足幅 |
VICTOR靴型 |
|
|
普通 |
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U SHAPE 2.5/3.0 試着時のフィット感により異なる場合がある。 |
幅広 |
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U SHAPE 3.5 |
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U型 |
普通 |
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U SHAPE 2.5 |
幅広 |
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U SHAPE 3.0 |
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普通 |
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V SHAPE 2.5 |
幅広 |
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V SHAPE 3.0 |
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女性 |
普通 |
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F SHAPE 2.5 |
インソール選び
自分の足型を理解した後、土踏まずの特徴を知ることも、足に合ったシューズ選びのコツのひとつです。最適のインソールを選ぶと、プレー中にかかる足へのストレスを発散するとともに、足の裏のフィット感が増し、けがの確率を下げてくれます。
土踏まずの形状は低アーチ(扁平足)、正常足、高アーチの3種類に分かれ、通常は足跡を見て、足の裏のアーチ構造の面積によって自分の土踏まずの形状を判断します。VICTORは3種類の形状ごとに、最適のインソールをおすすめしています。
低アーチは俗にいう扁平側で、足の裏が床面に貼り付く感じなので、低アーチ用インナーソールはアーチによる支えを助け、足の裏への接触面積を増やして、足の内側にかかるショックの低減と足の裏のサポートを強化して、運動でアーチがより一層低下し、足が外に反る圧力がかかってねんざするのを防止しています。
正常足用のインナーソールはアーチを適度に支え、プレー中の着地時におけるかかとのクッション性を強化するとともに、アーチへの支え強化とひねり防止設計により、足全体の動作の安定性を向上させています。
高アーチの人は土踏まずが床面から遠いので、高アーチ用インナーソールはアーチによる支えを助け、アーチの高さ、長さ、幅、いずれも広域にわたってサポートし、ストレスが集中するつま先とかかとのショック吸収力も強化しています。また、インナーソールの小指外縁部の厚みを増し、小指をリフトして重心を内側の中心に移転させ、高アーチの足が過度に内側に反る悩みに対処しています。
3種類のインナーソールには、さらに横アーチサポート(上図インナーソールにおける黒の中間突起)が追加されており、アーチの形状によって異なる高さと面積のサポートを提供しています。横アーチサポートは横アーチがアーチ構造を保持するのを支え、足の指が過度に外に広がらないようにして、足の裏の曲面を維持し、両足の動作をより自然で軽やかなものにします。
抜群のフィット感を好むプレーヤーは、ミッドソール入りのVGシリーズが合うかもしれません。セティアワン選手のサイン入りシューズVGHSだと、別にインナーソールを購入しなくても、ミッドソールのフットベッドが機能的なインナーソールの役割を完全に備えています。内外2本の縦アーチ+横アーチの3アーチにおけるショック吸収、バランス、動作コントロールという機能を十分に発揮できるよう、フットベッドの起伏が設計されており、この設計により足の裏にかかるストレスを均一に分散させて、応力の集中によって痛み、けがの発生する確率を低減しています。
シューズ選びについて理解を深めることができたと思います。本人が近くのVICTOR販売店まで出向いて試着することを推奨します。店員の応対と説明を通して、自分のニーズがはっきりしてくるでしょう。