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プレーの前後は動く!バトミントン競技のウォーミングアップとクールダウン(2):下肢静的ストレッチ

バトミントンプレーのウォーミングアップとクールダウンは、主に静的と動的ストレッチの動作に分けられます。その中でも静態ストレッチは上肢と下肢に分けられて、身体の異なる部位に行います。
 
今回は皆さんに下肢の静態ストレッチをご紹介します。

下肢はバトミントン競技ではプレー機能で、主には体を「高速移動」させてショットの位置につけ、このような往復移動は頻繁に使用され、下肢筋肉の「大腿四頭筋」、「大臀筋」、「ハムストリングスの筋肉」と「ふくらはぎの筋肉」を含みます。

 

バトミントンスポーツで使う重要な下肢筋肉

 

次に簡単に下肢の静態ストレッチをご紹介します。どのストレッチも20~30秒間維持し、各自3、4回ずつ交代して行います。
但し、筋肉が張らない程度に注意して、伸ばす時に息を止めないで呼吸して保持してください。そして、一緒にこれらの下肢筋肉を「呼び覚まそう」!
 
 

1.大腿四頭筋のストレッチ動作(立位)

        大腿四頭筋のストレッチ:基礎動作

 

      大腿四頭筋のストレッチ:高度な動作(股関節を前に出す)

 

キーポイント 
  • 支える足のつま先を内股や、がに股にならないように前側に真っ直ぐ立つ。
  • 股関節を安定させて揺らさない。
  • リラックスした状態でこれらのストレッチができたら、次は高度な動作をやってみましょう。:足首を持って上に引き上げ、股関節を前に出して大腿四頭筋をより踏み込んだストレッチにさせます。
     

 

 

2.大臀筋のストレッチ動作(座位)

  座位姿勢の大臀筋ストレッチ(側面図)

   

座位姿勢の大臀筋ストレッチ(正面図)
 
キーポイント 
  • 足を地面につけて、両腿の膝関節を90度にする。
  • 体を前方に傾ける(背中は真っ直ぐ保ち、腰を曲げない)。

 

3.大臀筋ストレッチ動作(立位)

  

立位姿勢大臀筋ストレッチ

 

キーポイント 
  • 支える足のつま先を内股やがに股にならないように前向きに真っ直ぐ立つ。
  • 両手で片方の膝を抱えて胸まで引き上げて、体を揺らさない。
  • もしもこの動作ができなかったら、後ろ側に安定するものにもたれ(例えば壁など)、転ぶのを防ぐ。
     

 

4.アキレス腱のストレッチ動作(立位)

 立位のアキレス腱のストレッチ動作(正面図)

 

            立位のアキレス腱のストレッチ動作(側面図)

 

キーポイント 
  • 両足を肩幅に開く。
  • 両手は地面に向けて安定させ、上下に揺らさない。
     

 5.内転筋のストレッチ動作(立位)

立位の内転筋のストレッチ:手を地面につける(正面図)

 

  立位の内転筋のストレッチ:手を地面につける(側面図)

 

キーポイント 
  • 両足を肩幅の2個分多めに開き、つま先を前方に向ける。
  • 上半身は前方に傾け、両手は地面につけて伸ばし、上下に揺らさない。
  • もしも両手が地面につかなかったら、足首を持てば良い(右上図を参考)。

 

6.ふくらはぎのストレッチ動作(座位)

座位で膝側に足首を引っ張ってアキレス腱のストレッチ

 

キーポイント 
  • 両手でつま先を持ち、両足の膝の方向に引っ張る。
  • 体を揺らしたり背中を前後に反らしたりしないようにバランスをとる。
     

 

7.ふくらはぎのストレッチ動作(立位)

立位でふくらはぎのストレッチ(側面図)

 

立位でふくらはぎのストレッチ(背面図)

キーポイント 
  • 真っ直ぐ立って、片足を大きく後ろに一歩引いて真っ直ぐ伸ばし、後ろ側の足をできるだけ踏み込む。
  • 両膝とつま先を前方に向けて、膝はつま先から出ないようにする。

( Edit by VICTOR Badminton )

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