豆知識

バトミントンのサービスファウルについて

「サービスの反則」はバトミントンの競技中の最もよく見られる反則行為です。
しかし、どのプレーヤーのサービスもわずかに異なるので、「このサービスは反則か」を判断するには容易なことではないです。
これも国際球の試合中には主審1人、ラインズマン6人以外、主審の向かい側正面位置に「サービスジャッジ」が1人います。
 
サービスジャッジの一番重要な任務は、サービスプレーに反則はないか集中して監視することです。
サービスジャッジは基本上、サービスの反則争議を最小限に抑えるが、アマチュアのプレーヤーは日常よく球技場内でほとんどサービスジャッジを置かずにプレーしています。
このとき、どのように自分や相手側のサービスを反則だと判断するのか?
以下にいくつかの一般的なサービス違反を紹介します。
 
一般的なサービスの反則行為
1.
相手が構えていないうちにサービスを行う。
2.
打つ瞬間、グリップが上になる。
3.
シャトルをラケット面に乗せてサービスする。
4.
打つ瞬間、シャトルは腰より高い部分にある。(ウエストは肋骨の一番下の部位の高さで、胴回りの仮想の線)
 
 
このいくつかの一般的なサービスの反則行為以外にも、皆さんがプレー中に多分、反則であろうと思えるサービス行為に出会ってしまったら、世界バトミントン連盟に掲載されているバトミントン国際ルール第9項目の内容比較すると、正しいサービス法を明確にできます。
 
Backhand serves
正確なバックハンドサービス
 
Forehand serves
正確なフォアハンドサービス
 
BWF世界バトミントン連盟―国際バトミントン規則
9. サービスについて
9.1
正確なサービスについて
9.1.1
どちらのサイドも、サーバーとレシーバーがそれぞれのポジションに立ったら、サービスを打つのを過度に遅らせてはならない。 
サーバーのラケットヘッドが後方への動きの完了した時点がサービスの始まりを不当に遅らせているかどうかの判断基準となる(規則9.2)
9.1.2
サーバーとレシーバーは、対角をなす両サービスコートに、コートの境界線を踏まないように立たなければならない。
9.1.2.1
In Para-badminton Wheelchair and Standing Classes playing half-court, Diagram D and F, respectively, apply.
9.1.3
サーバーおよびレシーバーの両足の一部は、サービスの始めからサービスが打たれるまで(規則9.3)静止した状態でコートの表面に接触したままとなっていなければならない。 (規則9.2)
9.1.3.1
In Wheelchair Badminton: from the start of the service and until the service is delivered, the wheels of the server and the receiver must be stationary, except the natural counter movement of the server’s wheelchair.
9.1.4
サーバーのラケットは最初にシャトルのベース(コルクの部分)を打たなければならない。
9.1.5
サーバーはラケットでシャトルを打つ瞬間、シャトル全体がサーバーのウエストより 下でなければならない。
ウエストの高さとは肋骨の一番下の部位の高さで、胴周りの仮想の線。 
9.1.5.1
In Wheelchair Badminton, the whole shuttle shall be below the server’s armpit at the instant of being hit by the server’s racket;
9.1.5.2
For Fixed Height Experiment: The whole of the shuttle shall be below 1.10 metres from the surface of the court at the instant of being hit by the server's racket.
9.1.6
サーバーがシャトルを打つ瞬間には、ラケットのシャフトは下の方向を向いていなければならない。
9.1.7
サーバーのラケットはサービスを始めてから打たれるまで(規則9.3)前方への動きを継続しなければならない。
9.1.8
シャトルの飛び方はサーバーのラケットからネットを越えて飛んでゆき、もしインターセプトされなければ、レシーバーのサービスコート(すなわち、境界線上ないしはその内側)に入らなければならない。  
9.1.9
サーバーがサービスしようとしてシャトルを打ちそこなってはならない。
9.2
プレーヤーのサービスの態勢が整った後、サーバーのラケットヘッドの前方への初めての動きがサービスの始まりである。
9.3
サービスはいったん始められると、(規則9.2)シャトルがサーバーのラケットで打たれるか、サービスしようとして打ちそこなったときに終了する。
9.4
サーバーはレシーバーが準備できる前にサービスをしてはならないが、もしサービスがリターンされようとした場合は、レシーバーは準備ができていたものと見なされる。
9.5
ダブルスではサービスが終了するまで、(規則9.2・9.3)それぞれのパートナーはレシーバーの視界をさえぎらない限りそれぞれのコート内ならどこにいても良い。
 
バトミントン国際ルールを読み終えて、皆さんが2つの練習問題に答えてみると、自分が本当に各種類のバトミントンサービスの反則を認識しているか分かると思います!
 
Q1.相手がサービスを打つとき、圧力をかけるためにジャンプの前にステップやフラッピングのふりをしてサービスのリズムを乱しても良いか?
A.だめです。(バトミントン国際ルール9.1.3を参照)
 
Q2.ダブルスのゲーム中にチームメイトにサービスを回したとき、チームメイトのサービスや相手側のレシーブを邪魔をせずに、自分は自分の持ち場のどのような場所にでも立っていて良いか?
A.正解です。(バトミントン国際ルール9.5を参照)
 
( Edit by VICTOR Badminton )