アスレチックトレーナー

簡単なバドミントンスポーツ傷害の処置方法(3):筋挫傷(肉離れ)、アキレス腱炎、挫傷

筋肉と腱損傷:

加えて言うならば、同時に深部感覚もトレーニングする必要があり、そのトレーニング方式は、図四のようにボールを足で踏みとめていろんな方向へ動かしていきます。
始めは大きいボールを使ってみて、慣れたら小さめのボールで動かしていくと難度が増します。
患部が腫れてない状態(約三日後)であれば、ホットシートを使用して血行促進させます。
 

図四 深部感覚トレーニング

 

筋挫傷(肉離れ)とアキレス腱炎:

一般的に、肉離れとアキレス腱炎はそれほど差がない治療法で、どこが違うかというと怪我の【場所】です。肉離れは名称が示すように起きた場所が筋肉の負傷であり、アキレス腱炎は筋肉と骨が連結している場所を指します。
 
この二種類の治療はほとんど急性期に処置することが重要で、48時間は【力を入れる】動作を極力避け、一番良い治療法は、やはりアイスパックを使う事か又は理学療法を受ける事が良いでしょう。TENS、IFCは痛みを和らげて血行を促進することができ、また更に軟部組織の修復を促進するために、超音波治療を使用します。
 

痛みと腫れが取れたら、次に「らくちんトレーニングでレベルアップさせよう【1】~【6】」を参考にして肉離れした部分の筋肉をトレーニングしましょう。この期間は、まだ筋肉が完全に保護できるようにキネシオテーピングを使用していても良いでしょう!

 

打撲:

通常、スポーツをしている時【大きな筋肉】部分が直接打撃を受けてから内出血を起こし、そのまま処置されてない状態にしておくと、まれに骨化性筋炎を発症してしまいます。ですから、腫れを悪化させないように自分でマッサージをしないで一時間はそのまま休憩しましょう。
 
二~三日は患部を冷やし、まず一時間ごとに15分~20分アイスパックで患部を冷やしてから、二日目及び三日目は4時間~6時間ごとに20分間冷やします。三日後、患部が悪化していなければホットパックに変えても構いませんが、患部の傷や皮膚の治りが悪ければ患部の周辺にホットパックを使用しましょう。
 
同時に患部が圧迫しているときは、伸縮包帯を使用すれば痛みや腫れが軽減され、入浴するときは外して、入浴後はきつ過ぎたり緩過ぎたりしないように程良く患部に使用して下さい。手足をなるべく心臓より上にすると腫れが軽減されます。
 
慢性期の場合は、自分でホットパックを使用する温熱療法を用いたり、超音波、短波、赤外線、低エネルギーレーザー療法などの理学療法を受けても良いでしょう。
 
挫傷後、筋力や柔軟性の低下、また二度目の怪我も引き起こしやすくなります。これによって損傷後には、筋持久力や筋肉の柔軟性、深部感覚のトレーニングがどんなに大切かということがはっきりと見えてきます。
 

( Edit by VICTOR Badminton )

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