前回のバドミントン教室の記事では-バドミントンプレー中によく起こるスポーツ傷害について語りましたが、皆さんはもうすでによく見られるスポーツ傷害の原因や認識を理解できていることでしょう。これにより、今から皆さんにいくつかのよく起こりうるスポーツ傷害を紹介しますので、理解しておいて下さい。

痙攣（けいれん）：

基本的に痙攣は筋肉が勝手に硬直収縮（筋肉痙攣ともいう）して、緩めることができなくなり、筋肉がこわばって激痛を引き起こして数秒から数分この状態が続きます。バドミントンプレー上、よく見られる痙攣部位はふくらはぎ（腓腹筋）と前側太もも（大腿四頭筋）です。

痙攣を起こした場合、最も重要なのは即刻処置することで、次の手順に従って行います：

• すぐに運動を停止して風通しのよい日陰で休憩し、水や電解質飲料（スポーツドリンク）などの水分補給を行う。
• ゆっくり痙攣している筋肉を伸ばして（図一）、適度にマッサージを行う。
• 温熱療法か寒冷療法、コールドスプレーかコールド＆ホットパックを使うと効果があるが、一番重要なのは筋肉を緩めること。

図一　ふくらはぎのストレッチ

キーポイント

ストレッチをする筋肉は図一１のように安定した平面の場所を選び、２のように足の甲から脛側に圧力をかけて、１５～３０秒間維持し、筋肉を３の方向に伸ばして緩めます。

このことによって、【痙攣】というスポーツ傷害は、予防は治療よりはるかに効果があります。例えばあなたが痙攣したことがあって最も注意しなければいけないと思っているならば、次の項目に注意してください：

• 運動をしやすい服装で、適切（安全で風通しの良い）な場所で運動しましょう。
• 適度に水や電解質飲料などの水分を補給し、我慢しないで喉が渇いたら飲みましょう。
• 痙攣はしばしば筋肉が突然重度の収縮に耐えきれなくなる現象なので、運動前には必ずウォーミングアップで汗をかく程度に十分にしてから行いましょう！そして簡単なストレッチも忘れずに。このような準備をしておきましょう。
• 運動前にはキネシオテーピングのような保護テーピングを準備しておきましょう。
• 痙攣を引き起こす原因として体内のカルシウムやマグネシウムのバランスが崩れているので、バランスの良い食事をとるように心がけましょう。
• トレーニングをして筋力強化に努め、体をより高い筋張力で耐えるようにしましょう。 

( Edit by VICTOR Badminton )